日曜の朝はGUZZI、再び

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カテゴリ:Eldorado( 2 )


2019年 01月 17日

少し振り返って

 細かな部品のディティールを見ていく話が続きましたが、全体を見直してお話を書こうと思います。

 
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 私の1000Sは散々いじくり倒して最後の最後にはこのような形になりました。この後シートをもう少し角ばった750S3タイプに交換して完成しました。とにかく1000Sを買う時から750S3のようにしたくてかなりの時間とお金をかけてカスタムしていきました。途中で少し方向変更をしてDUCATIのイモラカウルを取り付けたりしましたが、それでもカウルの塗装以外を全て自分でカスタムの作業をしました。
 この頃のGUZZIへの傾倒振りと乗っている時の楽しさが今のエルドラードへ辿りつく時までの思いの深さに繋がっていることは自分でも判っています。自分の原点的なYAMAHAでオートバイ人生は終わるのかと思ったのですが、GUZZIへの思いは最後まで断ち切れませんでした。
 今こうして真横からの写真を眺めていると、自分で言うのも馬鹿な話ですが、かっこいいと思うのですよ。

 
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 CB750Fourは若い頃、まだSRに乗っていた頃ですが、東京の神保町の交差点で信号待ちしている私の目の前を対向車線から右折していったシルヴァーのK2のことが思い出だされるのです。当時既にかなり型遅れのK2でしたがライダーと排気音は私の心の中に強く残りました。その後会社の同僚がK0をレストアして乗っていたのですが、音以外には魅力を感じなかった、と言うより少し小馬鹿にしていました、正直なところ。CB-FやVFが出たのにCB-Four?と言う感じでした。
 今のように物凄い価格が付くような時代ではなかったのでCBを再構築するなんて余程の好き者じゃないとしていない時代でした、そういう環境の会社にいたにもかかわらず。でも、それから長い時間を経てある日急にK2に乗りたいと思い始め探しましたら程度のいいK2が比較的安価で探せました。K0を珍重する変な習慣が未だに有るのですが、私には自分の好きなCBに乗ることが大切でK0神話は違和感しかありませんでした。本当にCBを理解して乗り続けるのであればK4がベストだと今までも思っています。
 私が一番好きだったCBのいいところは音です、あの快音を聞きながらのクルージングは最高の快感です、私にとってCBはスポーツバイクではなくクルーザーなんです。

 
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 今回の一連の話の中ではR1150GSのことはあえて書きませんでしたが、GSと同時期にR100Sに乗っていたのです。GSが自分で思っていた走り方と違うのが徐々に判ってきてもっと低速で走れるOHVのBMWを経験しようと思ったのです。GSは快速過ぎて手放すまで5万kmほど走ってしまいましたが、もうそんなスピードは要らないよ!と感じていたのです。100Sはなるほど古き良き時代のBMWを良く表していましたが、BMWの凄さである歴代のバイクを通じて根底に流れている高速ツーリングの適応化が必ず顔を出すのです。それが私にはうるさく感じられるようになり、随分楽しんだのですが、2年2万kmほど走った後手放しました。
 それ以降、BMWに対してあまり魅力を感じなくなってしまったのは私の求める物との乖離があったからなのですが、求めるものが合致している人にとっては最高のパートナーでしょうね。

 
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 ハーレーは絶対に一度経験しなくてはいけないものだとずっと思っていました。しかも体力の有るうちにビッグツインのダイナを乗らなくてはいけないと思っていました。スポーツスターはもう少し歳を取ってからでも乗れると思っていましたからまずはビッグツイン。
 古いハーレーは今でも魅力を感じるものがあるのですが、この世界の入り口にはなるべく新しいものに乗ろうと思っていました。そこではじめからTC96を探していました。ダイナ系のFXDCはローライダーなどと較べると人気の点で劣るので中古価格もさほどのことがなくすんなり手に入れられました。ハーレーのディーラーの独特の雰囲気は十分楽しめるものでしたが、購入時に行っただけで二度と行きませんでした。
 ハーレーはハーレーの世界があって、ライディングも過去の経験があまり生かせず独自のハーレーライドを体得して堪能していました。エンジンは過去最高の快感と楽しみを与えてくれました、今でもあのエンジンだけは自分歴代ベスト3に入ります。でも、最後の最後までライディングポジションを合わせる事が出来ずにロングツーリングで疲れました、改造(改良)して合わせ込むのが筋だったでしょうが、私にはそこまでハーレーに入れ込むことは出来ませんでした。経験することが第一目的だったのですから。でも2年弱で3万km弱乗りましたから十分経験したと言えると思うのです。

 
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 ハーレーに乗りながら考えていたのは自分のバイク乗りとしての原点回帰でした。もう一度しっかりとYAMAHAに乗ろうと思っていたのです。友人が組み上げたGX750改850が偶然目の前にあり、居ても立てもいられずに譲ってもらいました。世界で唯一の空冷3気筒シャフトドライヴのエンジンはそれは独特の世界と快音がありました。当時スポーツに振ったエンジンだったのでしょうが、今乗ればトルク型のクルーザーエンジンです、初期型のみの3in1のエキゾーストは後の型とは違う高音交じりの重低音が聞こえてきて浮き浮きするものでした。ハンドリングも当時のハンドリングのYAMAHAと言われた操作性をじっくりと味わえるものでした。850の24リットルタンクが付いていましたが、大きなタンクが好きな私には最高のプレゼントでした。750の最後の方に特定の地域に向けた(多分英国)この850のタンクを付けたキャストホイールのモデル(日本の4型と同じかな?)が有ったようですが、それ以外にこのデザインのタンクを付けた750を私は見たことがありません。
 かなり気に入っていたので永く手元に残すつもりでしたが、味わい尽くす前に呆気なく廃車の憂き目に遭ってしまいました。それでもあのトルク感と唸る快音とハンドリングは未だに手の内に有り、いつも走る房総のとあるコーナーの進入から立ち上がりでは他のバイクで走ってもGXのハンドリングが蘇って来るのです。

 
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 今更ながらTX650のことを書くのはなんだか恥ずかしさが有る。TXの良さはエンジンに尽きます、見た目の良さは勿論ですが、レスポンスのいい360度クランクの快音は未だに耳の奥に残っていますし、アクセルを開けて盛り上がっていく気分はエルドラードでは味わえない高揚感です。ロングツーリングのお供には最高の相棒でした。ここではもう書きませんが、TXへの偏愛は4年間ブログに書き続けました。

 
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 エルドラードとの逢引きはまだ始まったばかりです。全身を揺さぶる重いフライホイールのトルク感と爆裂音に身を委ね、今まで味わったことのないようなゆっくりしたスピードで走り抜けるカントリィロードは快感以外の何物でもありません。GUZZI 1000S以降ずっと捜し求めていたスピードを落として楽しむロングツーリングがやはりGUZZIのこっち側の世界に有ったなんて随分遠回りしたもんだ。でも遠回りしたから分かり合える、感じ取れた世界があるのは事実でいろんなバイクに乗ってみないと判んないものなんだなぁって思っています。まだまだ知らない世界はたくさん有るでしょうが、もう新たな扉を開ける勇気も時間も残っていません。しつこく味わいつくそうと思っています。最後の最後はメイト90かカブ125が待ってくれていますから。




















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by Gambaldo850 | 2019-01-17 05:00 | Eldorado | Comments(4)
2019年 01月 09日

ホイールリム

今回はホイールリムの話です。

 ここ25年ほどスポークホイールのバイクしかメインで乗っていません。自分でも驚くことなのですが、パンク大王とか自虐的に名乗っているのにスポークホイールでチューブの入っているタイヤばかり乗っているのです。そんな私の好きなホイールリムについてお話します。今回もかなり私的嗜好の話です。

 
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 まずはいつもの順番通りGUZZI 1000Sから書き始めましょう。
 イタリアのアルミリムといえばもうBORRANIに成るのでしょうか、もちろん歴代GUZZIにも採用されていますし、名だたるイタリアンバイクに採用されています。
 1000Sを買う時にキャストホイールのモデルとスポークホイルのモデルが選べたのですが、私はもちろんスポークを選択。スポークホイールと書いていますが、英語圏ではワイヤードホイールって呼ばれているのかな?
 見た目に断面がH型リムではないのが判っていましたが、リムのメーカーがMade in SpainのAKRONT(アクロン)であることを知りました。名前には聞いたことがあったのですが、実物を初めて見ましたよ。見た目にはいわゆるU型リムでした。AKRONTを採用したのは当時もしかしたらBORRANIが会社経営が上手く行っていなかったからなのかな?いずれにしろ気に入って乗っていたのですが、スポークのニップルの穴と穴を繋ぐようにしてひびが入って来てしまうのには参りました。私の友人の1100QUOTAの友人はクレームでリム交換をしました。
 写真ではリムのアップが無かったのですが、この写真の見所は多いですね。珍しい黒メッキのラフランコー二のコンペサイレンサー、ビチューボのリアサス、ショートステイのウインカー。アゴスチーニのステップキットも自慢だったかな?

 
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 CB750Fourは鉄リムでした。当時国産でアルミリムを採用していたのはYAMAHAが早くてホンダは鉄リムの時代が長かったですね。もちろんメーカーの考えがあるのでしょうからアルミが偉いって訳じゃないのですが、当時から国産リム(DIDとかタカサゴ)メーカーのアルミリムが出ていましたね。19インチのホイールは真横から見た時の車体のバランスが良くて好きだなぁ。
 このCBは純正部品を流用してWディスクに改造してありました。

 
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 BMW 100Sはアルミリムを採用していました。当時も今もメーカーが判らないのですが、やはりBMWは一筋縄で行かないメーカーで、リムの中央部の背の部分に均等に6ヶ所窪みが入っていて、今から思うと強度を上げていたようです。

 
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 ダイナのリムは文句無しの鉄にぴかぴかのメッキです。重量的にもかなり重くて驚きましたが、キャストホイールはもっと重くて腰が抜けます。ハーレーは誰かが言っていましたが、重いホイールのジャイロ効果を使って直進性を上げているんだとか…本当かな?ただの都市伝説に思えるのですが。重量に関してあまり真剣に考えていないように思えるのですが。
 それとメッキが綺麗な割には裏側のメッキの乗りが良くなくてタイヤを外すとさびているのにはがっかりしましたよ。

 
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 GX750は鉄リムでした。その前時代のTXシリーズ500,650,750はH型のアルミリムを採用していたのにGX750は鉄リムでした。すでに時代はアルミキャストホイールの時代に入りつつあったので海外向けはキャストホイールを多くのモデルが採用していました。なのにGXは鉄リム・・・3型からは大八車のキャストホイール、何か狭間だったのかな?
 でも鉄リムもいいところがあって自分で躊躇なくタイヤ交換が出来ることでした。アルミリムのモデルはリム当てを使ってもあまり自分の腕ではやりたくない作業でした。いまでも通勤のタウンメイトとかの軽量モデルは自分で交換しますが、チューブを傷つけて悲しくなることが多いです。

 
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 TX650に成って初めてアルミのHリムのバイクを持つことが出来ました。20年以上前からの憧れのH型リムでした。Hリムはスポーティーなバイクの代名詞のような感じを持ってました、まだ若かった頃CB400Fourに乗っていた頃、当時の若者の必須アイテムの集合菅よりもアルミリムを入れたくて算段しましたが、かなり高価だった記憶があります。
 Hリムって見た目も格好いいのですが、峰が高いので埃が逃げていかないし、雨の日にも黒くなった雨水が逃げていかないのでツーリングのあとは必ずリム磨きをしないといけないのは面倒でしたが、リムをいつも綺麗に保つ仕掛けだったのかな?(笑)

 
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 そしてエルドラード。最後の最後に憧れの本家本元BORRANIのHリムにたどり着きました。1000Sの当時もBORRANIを入れようかと探したのですが、ニップルの角度とかリム幅とかいろんな制約に選択肢が無くて諦めたことを思い出します。エルドラードが来ると決まった時に一番初めに確認したのがHリムとエキパイの曲がり方でした、詳しくは割愛しますがエキパイのサイドからの曲がり方にこだわりがあったのです。
 MOTO GUZZIは何故かフロントに18インチを採用することが多く、19インチモデルは随分と遡らなければなりません。エルドラードはリム幅もタイヤサイズも前後共通で特に太目のフロントタイヤ(4.00-18)は独特の表情と迫力があります。

 




















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by Gambaldo850 | 2019-01-09 05:29 | Eldorado | Comments(10)