2019年 05月 02日
ルマン会議に向けての整備、第二弾。 ブログの更新頻度がルマン会議を追い越してしまうことになりそうですが、時系列で順番に書いていきます。本番のルマン会議参加ツーリングの話しは月末?に成っちゃうかも知れません。 さぁ、久しぶりにヴァルヴクリアランスの調整をしましょう。 エルドラドが2年前の9月に私の下に来た時さまざまな部品交換、調整はしてしまったのですが、ヴァルヴクリアランスは確認しませんでした。なぜ?と思うでしょうが、走っている時には、聞こえてくると不快なロッカーアームの打音が正常の範囲に思えていたからです。元々そんなに静かなヘッド周りではありませんし、膝のすぐ下にシリンダーヘッドが有るから聞こえやすいのですが、今までの経験で正常の範囲と思っていましたので手を付けるのを後回しにしていました。 しかし、さすがにもう18000km無調整なのもなんだし、一度自分の目で確認したくなったので、全く五月蝿くないつもりのクリアランス調整をすることにしました。 クランク位置で合わせた後、あらかじめ抜いてあるスパークプラグホールから長い割り箸を突っ込みピストンが上にあることを確認、ロッカーアームがフリーであることも手で触って確認します。 外したロッカーカヴァーの内側が異常に綺麗なのにびっくり、交換歴あり?いやそんな風な外見じゃないからオリヂナルのままだろうなぁ。乳化の跡も無く冬にもきっちり距離を走れば大丈夫なことも証明。 ヴァルヴクリアランスの調整を常態的に『タペット調整』って言うけれども、タペットという部品はOHVやSVの Pushlod Operated Over Head Valveのプッシュロッドを持つエンジンにしか装備されない部品なので、GUZZIはまさにタペット(のクリアランス)調整をすることになります。ちなみにタペットはヴァルヴフォロアーの筒状の部品のことです。タペット調整という言葉はOHV時代の名残がそのまま使われているのでしょうね。 この状態でヴァルヴクリアランスを測っておきます、インテイク側は0.02mm広がりエキゾウスト側は0.1mm詰まっていました、詰まっているのははハテナと思いますが、そもそも前作業者が正常に整備していたかどうかが判らないので現状確認ということで。 調整後ロッカーカヴァーをかぶせて対角線に締めこんでお終いです。ガスケットは綺麗に剥がれたので再使用、せっかく用意したけど、次回以降に使いましょう。 反対側の左も同じことをします、こちらは両方とも0.02mmづつ広がっていたので調整しました。広がっているのは理解できるのですが、詰まっているのはヴァルヴフェイス(シート面)が落ち込んでいるせい?と気に成ってしまいましたが、ヘッドをO/Hする気もないので現状追認です。 全て組み上げてエンジン始動しました、普通に掛かって一安心したのですが・・・次回に続きます。 .
by Gambaldo850
| 2019-05-02 17:27
| Eldorado
|
Comments(2)
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TC
at 2019-05-03 09:57
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Mr. gamba
こんにちは。 バルブクリアランスですね。 中がとても綺麗でびっくりです。 走り方や暖機運転をするかしないか、いつも渋滞に巻き込まれるかの条件によって、タペットの詰まり方も変わってくるでしょうね。 ビートルは本来オイル交換毎にクリアランスを確認、調整となってますが、ここ数年調整しないままでもクリアランスに変化は無いようです。 常に安定した気温の中でスイスイ走っっているだけだとエンジンに負担が殆ど掛からないのだと思います。
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Gambaldo850 at 2019-05-03 18:13
>TCさん こんばんは。
久しぶりにバルブ周りをいじってみました。 GUZZIは簡単にアクセスできるの面倒臭がってはダメですね。 乗り方の条件で状態は変わるでしょうねぇ。今回ほとんど調整無しで、しかも中がきれいでうれしかったです。 わたしの所に来てからあまり回していないからかわいそうな気もするのですがねぇ。 |
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