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日曜の朝はGUZZI、再び

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2019年 02月 22日

C125 ブレーキレヴァーあれこれ

懲りもせずレヴァーの話です。

 昨年末に歴代バイクのレヴァーの話を書いたのですが、今回もC125で全く同じような執拗なレヴァー選択をしてしまいました。自分でも本当に厄介な奴だなと思うのですが、結構楽しんでやっている側面もあるので優しく見てやってください。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404483.jpg
 C125のレヴァー交換の話を書きました。C125にはあまり似合わないと思える削り出しの奴を選択し、握り代の変更とレヴァーの角度が気分良いと書いたばかりなのですが・・・そういえばTW225Eにも採用していたRALLY社製のHONDA用のショートレヴァーがどこかに有ったはずだと不意に思い出し、倉庫の死蔵部品を引っかき回して見たら見つけました。大昔にCRM80用として買ったようなおぼろげな記憶が有ったのです。CRMに使ったのではなくNSR50のサーキット走行のスペアとして折れにくいショートを買ったのだったか?もう記憶自体なし(苦笑)。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404417.jpg
 私は他の方がどのようにグリップを握りブレーキレヴァーに指を掛けるのか知りませんが、私は親指と人差し指でOKの指状態でグリップを握り、中指と人差し指でブレーキレヴァーを引きます。何度も書きますが、私は手のひらは人並みなのですが、指が短くて一般的なレヴァーでは皆レヴァーが遠いのです。調整できるレヴァーが理想なのですが、私の乗る古いバイクにそれを求める事は出来ません。今回C125に調整機能付きの現代的なレヴァーを採用したのはこういう訳です。
 写真の赤い線で示した左側にレヴァーピボット位置を合わせて線を引き、l⇔lで示したのが中指と薬指が握る位置です。無意識で握っていますが、グローヴで擦れた痕が残るので位置が判ります。なるべくグリップに近い位置で内側を握りたいのです。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404594.jpg
 なるべく近い位置で内側を握るためにショートレヴァーは私にとって具合のいいものなのでした。
さっそく昔のレヴァーを装着してみたのですが、すんなり付かなくて小加工をして取り付けたのです、でも苦労は報われませんでした。まず、上の写真がわかりやすいのですが、ピボット穴の位置とマスターシリンダーのお尻の部分を押す位置までの僅かな距離の差(レヴァー比)がショートレヴァーだけが短く(比が大きい)カチンカチンのタッチに成ってしまい気持ちの良いブレーキではなくなってしまったのと、マスターへの当たりの良い位置に調整すると非常に開いた位置(遠い位置)にしか出来なかったのです。CRMとC125は基本的に同じレヴァーが使えないマスターシリンダーだったのですね。
 RALLY社の他のHONDA車の物を試せばいいのですが、C125とちょっと古めのバイクの何が上手く適合するのか今は判らないのが残念です。RALLY社のOFF向けのショートレヴァーでディンプル加工は物凄く気分のいいものでTWではブレーキを掛けるのがとても楽しかったのでC125にも期待していただけに無念です。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404598.jpg

 そこで現状付けている削りだしレヴァーをもっと気持ちよく使うために、指のひっ掛かる部分の角の部分のをもう少し滑らかにすることにしました。RALLY社のレヴァーはここの角度も気分が良かったのですよ。何度も指を掛けて削る部分をしっかり確認してヤスリで少しづつ削り込んでいきます。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404569.jpg

 今回この作業のためにヤスリを新調しました、今までのヤスリの切れが悪くなってきたのを良い潮時で買い換えました。ヤスリも工具と同じで価格によって性能差が有ります、息子の勧めもありTSUBOSANのすこし高価な奴を買いましたが、まぁ驚き、軽い力で切れることと言ったら!今まで使っていたのはなんだったんだよ!と言う位の削れ方。全く力を入れず撫でるようにしてアルミを削り取って行きます。
 僅かに削っては何度も指の掛かりを確認してこれ位かなというところで終了。

 
C125 ブレーキレヴァーあれこれ_c0377022_17404539.jpg
 レヴァーの上側だけではなく下側も角を落としますが、どちらかというと下側の方が指の腹が掛かる量が多いので大切かもしれません。こちらも気の済むまで削っておきます。ヤスリの種類を細かくして行き最後にはペーパーからスポンジやすりで鏡面仕上げにしていきます。
 写真は下側を削り終わってこれから仕上げに入るところです。まだ荒い部分が見えますが、仕上がりはつるつるに成りました。

 きっちり仕上がったら、さっそく試乗に行きましょう。乗り始めて最初のブレーキで違いが判ります。指の滑りがよく握る時は指の掛かりがスムースです。心持ちタッチまで良くなった感じです。まぁこれは自分で作業したから良くなっていないと困るという心理もあるので、しばらく乗ってから忘れた頃にもう一度意識してみたいです。
 ただ、今回のレヴァーは表面がアルマイト加工してあったのでその表層を削り取ってしまったのでグローヴで擦れる部分は少し黒く成りました、そんなものです。




















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by Gambaldo850 | 2019-02-22 04:40 | C125 | Comments(4)
Commented by TC at 2019-02-22 11:00 x
Mr. gamba

こんにちは。

今日もまたコアな記事ですね(笑

Mr. gambaほどの拘りは持っていませんが、それでも自分もレバーを何種類も付け替えたものです。
削ったこともありますよ。自分の場合は二本指でブレーキレバーを引きます。流している時は中指薬指、気合を入れている時は人差し指中指です。
タッチは遠くが好ましいと思っています。

クルマではブレーキはセンシティブよりも深いところで効くのが好み、クラッチは浅く切れるのが好みです。

こうやって書くと人によってそれぞれ好みが違うのが判りますよね。
Commented by postapapa at 2019-02-22 18:58 x
ショートレバーがすんなり付かなかったのは残念でしたね。
レバーのタッチの拘りは共感しました。
自分も指が短いので、最初のタッチが悪いと気持ち悪いんです。
ホンダは車種ごとにレバーが違うのは昔からでしょうか。
ヤマハは結構合ったりして良かったなぁ。
DT,セロー、YZなどサイズ的には共通でした。
親指と人差し指でグリップを握る昭和握りは、ずっとそうだったので安心します。
オフやってた人は人差し指か小指は必ず残しますよね。
昔、郵便局時代に白バイ隊が来て実技指導をしていました。
急制動で昭和握りしていたら、4本指でブレーキ掛けてと言われました。
全部の指でブレーキ掛けたらフロントロックした時レバー緩められないでしょって言ったら、急制動は4本指で!と。
ロックして転んだら?って聞いたら、若い隊員はちょっとムッとして「そうならないように訓練します」だと。
白バイの実技指導以外は3本掛けで相変わらずブレーキ掛けてます。
今はABS付いてるから4本でガッチリ掛けてもいいのかも…
Commented by Gambaldo850 at 2019-02-22 20:53
>TCさん 今回はコアでしたか(笑)。

基本的になんかぴっちり決まるまでしつこくいじるんですね。
決まっちゃうともうそのまんまなんですけどねぇ。

好みって人それぞれでしょう?基本さえ外していなければ好みの範囲になるのでその調整は大切ですよね。
Commented by Gambaldo850 at 2019-02-22 20:59
>postpapaさん 昭和握りって言葉は初めて聞きました!
そういう呼称があるんですね?古いタイプなんですかね?

今回書き忘れちゃったんですが、エルドラードに乗るようになってから握りが変わりまして、小指を巻き込んだ握りに成りました。その分人差し指が緩くなりました。
剣道の竹刀の握りのような感じです。手前に引かれているハンドルはこの方が安定するんですよ。

私も以前白バイの教習で四本指を推奨されましたが、今は効くからそれは要らないでしょ~って思っていましたよ。

あっ、レヴァーは確かにYAMAHAの方が汎用性が高いです。
ホンダは専用というか種類が多いのは昔からですね!


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