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日曜の朝はGUZZI、再び

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2018年 06月 18日

ルマン会議 6~10

 前回に引き続きルマン会議の思い出の話です。

 第三回から泊まりで参加するようになり、前後を合わせてのツーリングがわたしの中では恒例となりました。

 
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2014 第6回 小諸の中棚荘で2度目の開催となった前夜祭から始まりました。この前年の秋に信号無視の車に横から突っ込まれた交通事故でGX750を廃車にしてしまい、私自身も暮れまでは左足が不自由なままの生活でしたが、療養中に萎びていた気力も回復してもう一度バイクに乗るぞと決心を新たにしたのでした。何度も書いたように心機一転YAMAHA TX650に乗り始めたのでした、ほとんど自分で整備したので泊まりのロングツーリングには一抹の不安もあったのですが、何とか問題を起こさないでのツーリングもこなしました。小諸までは全部一般道を使って遠回りして参加しました、高速ばかり使って飛び越していた道を丹念に、バイクに乗り始めてお金が無かった頃のように、一人で淡々と走りました。TXのパルスに身を任せてのツーリングは新たな楽しみを見つけ出すことになるのでした。これが今まで望んでいたスタイルなのではないだろうか?と思うものでした。この年の夏には東北方面にも連泊で行けるようになりました。

 
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2015 第7回 揖斐川丘苑です。一般道のツーリングの楽しみにどっぷり浸かり始めたこの頃は岐阜に行くにもほとんど高速を使わないツーリングになりました。都内を抜けるのは高速の方が便利なので150kmほどは我慢の走行で静岡県に入ったら即高速を下りて浜松方面から奥三河方面を抜けて北上していきます。戦国時代の合戦の時によく耳にする地名をいくつも抜けて走るのはなんだかとても楽しくて、戦国時代はこの行程を馬と徒歩で移動したかと思うと昔のひとの屈強な身体には敬服いたします。また、未踏の土地をキョロキョロしながら走るのも非常に楽しく、ローカル線の踏み切りや無人駅、また廃線跡を偶然併走して走るのも帰宅後の復習の楽しみです。
 この日は何故か時間が余ってしまい道中にあった温泉施設で固まってしまった背中をう~んっと伸ばしました。私は湯冷めするのでツーリングの途中に風呂に入るなんてことはしませんが、この時はなんか楽しかった。
 たくさんのGUZZIがすでに集まっている中にいつのもYAMAHAで乗り付けます、もう慣れたものです。

 
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2016 第8回 この時も偶数年ですから小諸の中棚荘です。この頃になるともう高速道路を使う事はよほどのことがないと乗らない習慣になっていて、この年も一般道で甲州街道、奥多摩、県道、ヴィーナスライン、大河原峠とTXの快音を撒き散らせての快走でした。2年前の小諸に向かうときに非常に寒かった(2000m級)峠を走った記憶があったので、結構きちんと皮ジャンを着込んでのツーリングでした。この季節の服装より少し冬向けだったかな?でもこのスタイルがいつもの日帰りのツーリングのスタイルですね、皮ジャンは着れる季節が短いので積極的に着たいのです。泊まりのツーリングは雨のことを考えると皮ジャンは回避したいのですが、この年はもう思いっきり『晴れ男』でしたので迷い無くスタイルを貫きます。実用性だけじゃなく格好も気にしたいおじさんなんです。
 この回より参加者が到着するとプロのカメラマンがしっかりとした写真を撮ってくれるようになりました、ボランティアで!

 少し横道に外れていきますが、いつぞやGUZZI乗りが集まった時に話題になったのですが、GUZZIに乗っている人って血液型がB型が多くないか?という話になったのです。そこで、その場にいるGUZZI乗りの血液型を聞いたら驚くほどの割合で『B型』と答えるんですよ!ざっと割合を数えると6割以上いることが判りました。日本人の血液型の割合を今ちょっと検索いたしましたら、A型38%、O型31%このふたつで約70%ですね、B型が22%ということですので、異常な高確率で『B型』率が高いことが判りました。血液型占いなんて日本人しか信じていないようですが、B型のイメージの中に、我が道を行く/凝り性/ひとと違っているのが嬉しい/傍若無人/独創的などなど、褒め言葉(ポジティヴ)の裏返しはネガティヴですから、まぁ評価はおいて置いて。その偏りが面白いねぇと。

 
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2017 第9回 揖斐川丘苑 TX650もいよいよ成熟の域に達しておりましたが、細かな違和感を払拭仕切れていない部分もあったのです。のちに点火系、しかも進角装置の小さなスプリングのせいだと判ったのですが、そこまでが長かった!しかもこのツーリングの直前に過充電でバッテリーを破裂させるという前代未聞のトラブルを起こしてしまい、急いでの電装系の再構築をしたのですが、点火コイルの不調を引きずったままのロングツーリングでした。前日に出発して、この時は松本方面から国道158をひたすら走るツーリングを敢行したのですが、最後の最後で九頭竜湖で片肺になるというトラブルを出してしまい宿でコイル交換するという携帯部品大活躍という褒められないツーリングでした。
 土曜日は予報通りの雨でしたが、何とか最小限の濡れで揖斐川まで辿り着けました、ここでも宿で予備的にコンデンサーを交換するという有様でした。翌日の本会議のあと友人宅に泊まり、翌月曜日もひたすら下道を静岡の真ん中まで走りました、小雨と疲れで東名に乗りました、そこから燃費走行に徹しましたらなんと自宅までℓ=32kmという新記録を達成しました。点火系をしっかりさせるとキャブのセットアップでここまで伸ばせる事を証明しました。

 
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2018 第10回 今年のルマン会議です、いよいよGUZZI復活の年でした。エルドラードへの乗り換えの事や今年のツーリングの話は書いたばかりなので割愛しますが、TX650ではじめた一般道をひたすら走るツーリングはいよいよ本気になりました。エルドラードはTXに較べて高速はとても楽なのですが、弱いブレーキ(今はかなり改善しました)でスピードを出すのも嫌なので意固地になって一般道を走り続けるようになりました。時間は掛かるけど、あまり休まないので距離の差はさほど出ないようです(?)。

 2回に亘っての話にお付き合いくださりありがとうございました。本格的な梅雨で思うように走ることができません、腰を据えて細かなところの改善、好みの仕様にいじっています。またその辺りのお話もいたします。
 


















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by Gambaldo850 | 2018-06-18 05:27 | Eldorado | Comments(6)
Commented by TC at 2018-06-18 07:25 x
Mr. gamba

こんにちは。
今週末はこちらも曇り気味です。

ルマン会議歴は楽しいですね。
宿の前でヤマハにまたがったMr. gambaを見た記憶がありますよ。あの頃からツーリング記事を読みながら地図を目で追うようになったのでしょうね。

ツーリング歴というよりもMr. gambaのバイオグラフィーと思いながら読ませてもらいました。
Commented by Gambaldo850 at 2018-06-18 18:55
>TCさん 自分の顔をあまり出すのは恥ずかしいのでもう控えますが、ひとに歴史有りという事で。(笑)

ここ最近10年といってもそんな前に思えないほど時間の進むのがはやいです。
体が動くうちは大きなバイクに乗りたいですが、それが敵わなくなったら小さいので遊びますよ。
Commented by otokichi2005 at 2018-06-18 19:22
ガンバさんのこだわり整備のおかげで自分のTX整備がどれだけ助かったことでしょうか、ありがとうございました。
そして今、ループのこだわり整備に目が離せません。
Commented by Gambaldo850 at 2018-06-18 20:50
>どかぽるさん そういっていただけると本当に書いている甲斐があります。

ループは整備だけに関していえば簡単かもしれませんよ?
シリンダー、キャブは手が入るし、電気も線が少なくて追っていけます(笑)。
Commented by Kachi at 2018-06-21 22:41 x
なるほど、今ごろ言うなと言われそうですが、奇数年が
揖斐川なんですね。
来年、覗けるといいなと思いますが、門外漢が行っても
いいものかなぁ(^^;
TXでのトラブルというと、ヒューズがよく飛んだことも
ありましたよね、違ったかな。

梅雨の間も細かいところをいじっているよ! を読んで、私
も今週末にRT不調の調査をやろうと決心しました。
やっぱり先輩の背中を見るのは大切だな、と(^^)

Kachi//
Commented by Gambaldo850 at 2018-06-22 06:23
>Kachiさん ルマン会議は門外漢というのはないですよ。
GUZZIに興味があれば乗っていなくてもいいんです。
たくさんいるGUZZIをみるだけでも楽しいですよ。

ヒューズね!理由がとうとう突き止められなくてハーネス交換しましたっけ。

この週末もまた少し手を油まみれにしようかと考えています(笑)


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