日曜の朝はGUZZI、再び

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2018年 05月 17日

オイルシール交換へ

いよいよプロに分解してもらう日が来ました。

 私はバイクいじりが好きで、可能な限り自分で出来る事は自分でやりたいと思っています。自分の好みの工具を持って機械がどうなっているのか観察しながら分解整備をしたいのです。難しいところも考えながら時間をかけて整備してみたいと思っています。しかし、自分では無理だと思う所、専用の工具が必要でその工具が高価などとなると考えてしまいます。今回いろんなところからのオイル漏れを修理するに当たってはじめは自分でやりたいと思っていたのですが、いくつかの理由で今回はプロに作業をお願いすることにしました。GUZZIのエンジン固有のオイル漏れの位置が有り、私のエルドラドも見事に例外なく漏れました。修理交換するにはトランスミッションケースを取り外すところまで分解しないといけないのですが、今回は車庫の都合と時間の都合でプロにお願いすることにしました。

 以下パーツリストからの転載とネット上で見つけた写真を使ってお話します。

 
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 今回一番漏れているのが23番のオイルシールです。トランスミッションケースのインプットシャフトの根元の部分のオイルシールで、そのインプットシャフトの先端にはクラッチの内側に繋がるクラッチハブの大きなスプラインの付いた部品が嵌め込まれていてハブを外してのシール交換になります。また、同じくトランスミッションケースの後ろ側のドライヴシャフトに繋がるレイシャフトの出口にも同じサイズのオイルシールが有り、普段はシャフトブーツの中でユニヴァーサルジョイントと結合しているので見えませんが、ここも私の所に来た時から漏れていました。

 
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 トランスミッションケースのインプットシャフトの頭に付くクラッチハブとその奥のオイルシールの写真ですが、しっかりシャフトとオイルシールのリップの接触面からトランスミッションオイルが漏れ出ているのが見えます。私のオイルは赤かったのでエンジンオイルではなくトランスミッションオイルだとすぐに判りました。漏れるオイルの量が増えると乾式のクラッチ板にオイルが回って滑り/張り付きが起こる可能性が有りますので今回分解整備を決心しました。
 クラッチハブは4つ爪のリングナットで留められておりナットを外してハブをギアプラーで引き出してはずします。自分でやるにはリングナットを回す駒と可能ならばインパクトレンチとハブホルダーが有れば作業は捗ります。


 
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 レイシャフト(アウトプットシャフト)の出口の写真です。出口のスプラインにユニヴァーサルジョイントが嵌ります。写真の青く見えているのがオイルシールです。ここからトランスミッションオイルが漏れ出しシャフトブーツの中に流れ出ます。ブーツの嵌め合いが悪いとケース下に流れます。
 奥まったシールですからシールインストーラーやシール叩きが有ると便利でしょうね。

 
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 クランクケースのクランクシャフトの前後エンドのオイルシールです、21番と25番ですが、今回交換をするのは後の21番の方です、状況によっては25番も交換しますが、こちらはのちの軽作業でも交換できるので後回しの可能性も有ります。21番が一番初めに漏れていたのですが、何度かのオイル交換とオイル銘柄の変更で一時期に較べればかなり漏れは少なくなりましたが、漏れているのは変わりません。トランスミッションオイルも含めてクラッチハウジングの下の排出穴から出てきますが、今は赤いトランスミッションオイルのほうが多くてエンジンオイルの確認が取れません。
 *この図のオイルパンの位置が前後逆になっておりドレンボルトが前に有りますが、本当は後ろ側になります。

 
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 クランクの後ろ側アウトプットシャフトの写真です。写真中心の茶色の物がオイルシールです。クランク後端に8mmボルト6点で重いフライホイールが付きその内側に乾式のクラッチプレートが二組入り込み、スターターモーターが飛び込み回す大きなリングギアにより蓋をされます。クラッチスプリングは車と違いダイヤフラムスプリングではなくコイルスプリング8本で押さえつけられます。
 この写真ではかなりオイル漏れが有るようですが、エンジン側はクラッチ板本体までオイルが回ることは少ないようです。ハウジング下端に黄色く囲った部分に漏れたオイルの1cmほどの排出穴が確認できます。
 もし中古のGUZZIを買う機会があるならば必ずここを覗きましょう、漏れていると今回と同じ作業をするコストが上乗せされますよ。

 
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 ドライヴ系の構成です。左端の23番がジョイントブーツです、その後にユニヴァーサルジョイントも見えますね。今回オイル漏れの交換をするのは後ろ側のファイナルケースとスイングアームの勘合部分のガスケットとOリングです。44番の大きなOリングがよれたり、へたったりすると勘合部より漏れるようです、本来43番と45番のガスケットがあるので漏れ出てこないようなのですが、実際はにじみが酷くなります。
 55番の大きなシールもよく漏れを起こす部分ですが、先日のリアタイヤ交換時には漏れは確認できませんでした。ここを含めて今回紹介した全ての部分はGUZZIのオイル漏れのお約束の部分です、ひとつづつゆっくり漏れる事もあれば複数がいっぺんに来る時もあります。しかし、丈夫な部品達ですから一度思い切って交換すれば長く幸せに乗れるはずです。(本当にそう願っています)
 
 エルドラドが私のところに来るまでに今回のシールなどが交換された履歴があるのか、全く無交換でここまで来ているのか開けてみないと判りません。無交換ということは有り得ないと思うのですが。
 作業すべてをお願いしてしまうので私が実際に目にすることはできませんが、その辺りはしっかり聞いておこうと思っています。自分で作業するのでしたらある程度楽しみながらできますが、プロにお願いするのでしたら『結果』だけを期待します。

明日よりツーリングに出ますのでコメントのお返事が出来なかったり遅れたりしそうです、ご容赦ください。



















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by Gambaldo850 | 2018-05-17 05:30 | Eldorado | Comments(4)
Commented by TC at 2018-05-17 10:28 x
Mr. gamba

こんにちは。

シールからオイル漏れは嫌なものですし、切ないですよね。
自分もビートルのドライブシャフトのシールがダメになり、ドラムの中がオイルだらけになったりしたので、昨年両側ともベアリングとシールを交換しました。
リフトで上げて、タイヤとドラムを外せば出来る作業なので、自分でやりましたが、この手の作業は手間ばかりで、パーツよりも工賃が高くなるのが難点でもあります。

これを機にオイル漏れが完全になくなることを祈ってますよ。
それではツーリング、気をつけて楽しんで来て下さい!
Commented by Gambaldo850 at 2018-05-17 18:12
>TCさん こんばんは。
今回のオイル漏れはずっと頭を悩ませてきたのですが、さすがに放っておけない程度の漏れになったのです。
今回のロングツーリングでかなり悪化するでしょうけれども、その状態をプロに見てもらえれば判断が早いかと思いました。

ずっと気にして走るくらいならば思い切っちゃった方が気が楽です。
Commented by otokichi2005 at 2018-05-18 07:15
経年劣化の避けて通れないものですね。
私のマーニはコイルを交換したところ今まで経験した事ない好調なエンジンになりました。
アドバイスありがとうございました。
荷物もくくりつけ出発準備も整いました。
現地に着きましたら湿っぽいエンジンの診断をよろしくお願いします。w
Commented by Gambaldo850 at 2018-05-21 08:11
>どかぽるさん ルマン会議はお疲れ様でした。
楽しく過ごせてよかったです。

また詳しくはお話させてください。


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