日曜の朝はGUZZI、再び

gambaldo850.exblog.jp
ブログトップ
2018年 05月 05日

電位差を取る

少しオカルトチューンぽいことをしましたよ。

 巷では車体、サスペンション、吸気系に帯電する静電気を大気中に放電するナットが効果アリとしてもてはやされています。理屈はよくわかりませんが、物が擦れる場所、流体が動く場所には静電気が発生しそれが動きを阻害する事が有るということらしいです。そのナットを付けるのも良いですが、その前にやってみたいことがありました。Bikers Station誌で連載している吉村さんのXJ900の爽快チューンの中でも紹介されたことが有るのですが、可動部品のそれぞれの電位差を無くすというチューニングです。静電気による悪さを無くすのと考え方は同じようなものでしょうか、可動部品・中に流体の入っている部品がゴムマウントされていると車体との電位差ができる、それが悪さをしそうなので電位差を無くしてあげましょうと言う考えのようです。今回施したキャブレター、リアサスペンションがまさにゴムマウントでそのような状態の部品ですね。そしてその吉村さんがこの2点だけは確実に効果有りと書いているのでやってみる事にしました。(ただし、キャブやサスペンションが本来の動きをしているのが前提/大条件ですけどね!)

 
c0377022_19052883.jpg
 少し暗くて変な絵ですが、この配線をキャブレターに取り付けました。キャブレターに施工した日はデヂカメが調子悪くて真っ当な写真が撮れなかったので汚い絵で勘弁してください。
 リード線の片側に6mm穴の取り付け金具をカシメ、反対側には3cmほど皮膜を剥いた導線を渦巻状にしてアルミテープで貼り付けます。絵のとおり金具の方をシリンダーヘッドの留めボルトと共締めして渦巻状の導線側はキャブレターのフロートチャンバーの外にアルミテープで貼り付けます。アルミは目立たないように車体の内側にしました。
 キャブレターはエンジン側はインテイクマニフォールドに樹脂を介して締め付けられ、マニフォールド自体も二枚合わせの厚いガスケットでシリンダーヘッドに取り付けられていて、取り付けねじも紙の厚いワッシャーで遮られエンジン側は車体に通電無しです。吸気側はゴムのエアクリーナーボックスへのマニフォールドですから完全に電気的に分離されています、それをリード線によってシリンダーヘッドにアースさせて通電させ電位差を無くすと。

 
c0377022_19053880.jpg
 これはリアサスペンションの用のリード線とアルミテープですが、ほぼこれと同じものをキャブレターとシリンダーヘッドに繋げたと思ってください。もちろん左右共です。

 リアサスペンションの話をする前にキャブレターの効果を先に書きます、サスペンションとキャブレターは違う日にやったのでキャブレターの効果を先に体感しました。
 毎週末の朝練を2回、房総ツーリングの約300km合計500km走行の体験談と燃費という数字に表れた事実を書きます。装着した翌日の朝いつものように自宅前でエンジンをかけましたが、間抜けな事にリード線を付けている事をその時点ですっかり忘れていました。その前日も走っていて暖かい日でした、処置をしてはじめて走ったのは前日よりかなり寒い朝でした、暖機をしつつ走り始めるのですが、寒い朝の方がアイドリングの安定が早く現れたのです、いつもは大通りに出て500mほど先の大きな交差点のところ辺りで安定するのですが、その日は大通りに出る前にデンデンデンと普通にアイドリングしています。間抜けの上塗りですがこの時点でもまだリード線を付けたのに気付いていないのです、『今日は温まりが早いな』そう思っていました。大通りをいつものように加速するとなんだかいつもより音が太くて丸いな、アクセルの付きが良いじゃん、と思ったとたんに思い出したのです!電位差を取ったんだぞ!と。
 そこからはもう右手への集中とエンジンのフィーリングへの集中です。可能な限りいろんなシチュエーションを試しました、高いギアでの意地悪走行、低めのギアでの長めの加速、高いギアでの追い越し加速、いつものように5速60kmのゆるゆる走り。効果を体感できるのは2速3速の力の有る加速、60kmゆるゆる走行の粒を感じる爆発力。
 ロー発進はいままで通り、2速3速がブリブリ言って今までより力強く加速する。こういうところは毎週同じ場所を同じように走っているから変化には絶対の自信がある、確かに違う加速をしているんですよ。そうして一番嬉しかったのがいつものゆるゆる走行時のアクセル開度の少なさ!平坦路をリアタイヤを転がすだけのアクセル開度と少し長めの坂を同じ速度を維持するためにわずか多めにアクセルを開ける違いってわかりますね?坂を上るときにわずかに多めに開けるとその分力が出て排気音も大きくなるのは理解できますよね?これがアクセルをほとんど開けない転がしているだけの状態で坂道加速と同じような力と音がするのです。ですから転がしているだけの時にただでさえ少ないアクセル開度がもう少し閉められるのです、その差は1/16開度くらいの差でしょうか、バイク乗りなら判るそのほんのわずかな差です。もちろんそこからわずかに加速するといままでと同等の加速をします、加速させなければほんのわずかな開度のままドスドスドスと走ります。
 次に追い越し加速ですが、5速に入れたまま60kmから100kmの手前くらいまで加速すると自分の今までの感触よりエンジンは回っていないのに感覚より速く加速しているのです。確実にいまでより速い。滅多に80km以上出さないから関係ないのですが、これも驚いたことです。ただし若干細かな振動が増えた気もします。

 そうして燃費です。リード線未装着~装着~房総200kmで約400kmで21km/ℓでしたからそんなに良くは無いのですが、いつもは20km/ℓ台なのでツーリングしたからだよなって感じでしたが、房総帰り~朝練3回の400kmでなんと22.2km/ℓ、こちらの方がツーリングより条件は良くないはずなのに高燃費なのです。もちろん上に書いた良くなったフィーリングはずっと感じることができます、特に60~70km/hでの流す走りの時に感じるアクセル開度の低さとその状態のエンジンの気持ちよさ(力が有り少し音が丸くて大きい)はずっと感じ続けることができます。上にも書きましたが、特定の回転で微振動を感じるように成ったことも付け加えておかないと不公平になりますね。
 さて、気温の変化により燃費は上がる事は体験していますし、条件が整えば高燃費が出る事も体験していますが、今回はこのリード線による電位差を無くす実験は『効果有り』と思います。あとはねじ一本で外せる仕組みですから外してみてどうなるかの確認をしたいです。継続監査は必要ですのでとりあえず第一報という程度です。
副産物としてずっと懸案事項だった左右のプラグの焼けが揃った事も嬉しい出来事でした。

 
c0377022_19053804.jpg
c0377022_19054378.jpg
 キャブレターの電位差を取る作戦が大成功だったのに気を良くしてリアサスペンションにも施しました。リアサスペンションは上下の取り付けがゴムブッシュを介しており、なおかつロッドとシリンダーは金属的に接していないのでロッド側とシリンダー側の両方をボディーにアースしてみます。上の写真がロッド側の通電をスプリングカヴァーから車体へのアースです。この写真のあとアルミテープが見えないようにカヴァーを内側に回しておきます。
 下側はシリンダー本体とボディーを同じくリード線で繋げてみます。シリンダーの中のオイルをロッドの先のピストンがかき回しているのですから静電気も起きるでしょうとの考えです。金属スプリングを介してダンパーシリンダーとロッドが繋がっているかとも思ったのですが、スプリングシートの受けに樹脂のプレートが入っていたのでやはり電気的には繋がっていませんでした。
 さて、すぐに試乗しましたが…こっちはダメ、体感できず。本稿の一番初めに書きましたように『サスペンションが本来の動きをしているのが前提/大条件ですけどね!』なのです。リアサスを取り付けたときに硬くて全然動かない!と書きました、もう1000km近く走って少しは慣らしが進んだつもりですが、まだまだ硬さは取れずサスペンション本来の動きはしていないのですから条件が整っていないのです。取り付け時に較べればわずかづつですが動きは良くなってきたものの、まだまだ硬くて下品なサスペンションのままでした。こちらは継続観察とさせてください。

 いずれにせよ、遊び半分、効果があれば儲けもの位のつもりで始めた遊びでしたが、キャブレターに関しては体感できる効果と数字で実証できた効果がありました。燃費に関してはもう少し観察したいですが、ツーリングシーズンですから期待しちゃいますよ。



















.

[PR]

by Gambaldo850 | 2018-05-05 05:17 | Eldorado | Comments(4)
Commented by TC at 2018-05-05 11:59 x
Mr. gamba

こんばんは。

以前アルミテープを貼ることによって...という話ありましたよね。自分は結局トライしてないのですが。

今度のは効果が出たようですね。
不思議な話ですが、実際にそのようなこと有り得る訳で。
トライするかしないか?だけの違いなのでしょう。

他にもトライできる場所って有りますか?
キャブレターの部分だけでもそれだけ体感出来るってすごい効き目だと思います。
Commented by Gambaldo850 at 2018-05-05 18:24
>TCさん こんばんは。
以前のアルミテープは全く効果を感じることができなかったというのが正直な所です。
ところが今回は体感と数値がしっかりと証明してくれた気がします。
効果の確認はもう少し継続したいですが。
不思議な事だけにしっかりと確認したいです。

ほかの場所はどうでしょうか、すぐには思いつきませんが、書きましたように完全整備が大前提条件ですね。
Commented by msfive at 2018-05-06 16:44 x
こんばんは。 これは面白いですね!
リード線をつなぐだけで、効果が有るなんて。
アルミテープの時は、余り効果が無かったので、為さなかったのですが、これはやってみたいですね。

放電するナットも、気になって調べてみましたが、なんか自作できそうな感じがしませんか?
こんなものが有るなんて知りませんでした。
溜まった静電気を放電するというのは、アルミテープの時と同じようですね。

私もTXにキャッチタンク 付けました。
ちょうど良いサプリメントの容器が家にあったので、適当に作りました。
なかなかいい感じです。



Commented by Gambaldo850 at 2018-05-06 17:40
>smfiveさん これは面白かったですよ。
さすがに何度か乗ると忘れちゃう程度の効果ですけど、初めの頃はちゃんと感じることができましたね。
とても不思議なんですが、確かにいい感触になるのんです。
ナットは溶接できれば自作できそうですが、何かノウハウがあるのかな?

キャッチタンク付けたんですね、外にオイルが漏れないだけで気分が良いですよね。


<< 北関東ツーリング      3度目のGUARD交換 >>