日曜の朝はGUZZI、再び

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2018年 02月 14日

トランスミッション ブリーザー

トランスミッションケースのブリーザーの移設しました。

 ループフレームのGUZZIはトランスミッションケース(以下ミッションケースまたはケース)に大気開放のブリーザーが付いています。ミッションケースの内圧が上がった時に空気を抜くためのものと思うのですが、文字通り大気開放なのです。ですのでミッションオイルがそのまま外に出て行ってしまいミッションケースを伝いケースの裏側にオイル漏れのような状態を作ってしまいます。特に気温の低い時期にその噴出し量は多く、エルドラドに乗り始めた10月にはほとんど吹くことが無かったのですが、昨年末辺りから乗るたびにオイルが漏れだし気分の悪い事といったら無かったのです。そこで対処を考えていました。

 
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 これがミッションケースのブリーザーのボルトです。ケースの左側、キャブレターのフロートチャンバー(左側)とサイドカヴァー(右側)とスターターモーター(下側)に三方を挟まれた奥に位置します。ご覧のように10mmのボルトの真ん中に小さな穴が開いていてそこから空気が出入りし、空気と供にミッションオイルが少しづつ漏れだしてしまいます。パーツリストを見るとこのボルトの奥にスプリングと何やら小さな部品があるようで圧力をコントロールしているようなのですが(未確認)、オイル漏れには効果がありません。ここから漏れたオイルはそのまま下方に伝いクラッチハウジングの下まで廻り滴ります。ループのGUZZIのみんなここに悩まされています。
 もちろんオイルの量、オイルの質に寄っては漏れる量は変化しますが、私の場合オイル量は下限にしても漏れるのでした。幸い赤いオイルなのでエンジンオイルの漏れとはすぐに切り分けて考えられました。
 同型のエンジンの後期の物、トンティーフレームの750S3とか850T3などはここにニップル付きのボルトが(未確認ですが)採用され 、チューブが取り付けられる様に改善されていたり、角シリンダーのLeMansⅢ辺りからはブリーザーの位置が後方に成りオイルの分離がうまくいくようになりました。

 
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 今回私がやろうとしているのはブリーザーの位置を移動し、ブリーザーの位置を高くし、チューブによって導き出しキャッチタンクに受けるという方策です。キャッチタンクの中で捕まえたミッションオイルはケース内圧が低くなればそのままケース内に戻るという理想的な方法をやりたいと考えましたが、うまく行きますかどうか。
 ブリーザーパイプ付きのフィラーキャップをノーマルのフィラーキャップ(オイル注入口)と交換します。ここのねじピッチがM20-1.5ということは事前に調べてありました(GUZZIのフィラーキャップ(エンジンやファイナルケース)は全てこのサイズです)、このピッチサイズはちょっと前のSUZUKIと同じなので今回のブリーザーキャップはGSX-Rの改造部品を取り寄せました。ニップル部が長いのが気になりますが。

 
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 取り付けるとこんな感じです。一枚目の写真のケースの左側からケースの右側の上にブリーザーの位置を変更します。

 
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 そして、ニップルからシリコンチューブで導いたオイルをこのタンクで受けます。タンクはブレーキマスターシリンダーのタンク別体式の物のリザボアタンクを流用します。タンクの内部は外気と接して空気圧を逃がさないといけないので、仕切りに入っているゴムのダイヤフラムは取り外し、上蓋の隙間から空気が出入りするようにしました。ダイアフラムの移動量では対処できないとの判断です。
 透明なシリコンチューブにしたのは赤いミッションオイルが上下するのを見てみたいと思ったからで、移動が確認できるようでしたら普通の黒いゴムに交換します。

 
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 取り付け位置は散々考えたのですが、一番目立たない位置にしました。右のキャブレターのインテイクマニフォールドのエアクリーナボックスに入る直前に上の写真で付いているインシュロックで留めました。
 写真は見づらいかもしれませんが、キャブレターのヘッドキャップの左奥に位置しているのが判ってもらえるかと思います。

 
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 完成写真です、サイドカヴァーを取り付けホースを逃がしましたが、半透明のシリコンチューブが目立ってしまいますね、早目に黒いゴムチューブに交換しましょう。リザボアタンクは完全に見えなくなりましたので目的は達していると思います。
 あとは寒い日に走り回ってどのようなことが起きるか確認したいです。ブリーザーの穴が大きく位置がギアに近いために今までより多く噴く可能性があるとアドヴァイスも貰いましたが、それも含めて寒い朝に乗りたいです。

 
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 今までのノーマルブリーザーの小さな穴はシリコンで埋めてしまいました。もし位置を変更した事に不都合が出た場合は前記の850T3などのブリーザーボルトに交換してキャッチタンクを付けたいと思います。

 後日談:寒い朝に走りましたが、思ったより吹かなかったです。せっかく半透明のシリコンチューブを使ってトランスミッションオイルが行き来するところが見えるのかと期待したけど、期待はずれでした。いや、実際は吹かないほうが良いんですよ、それに関しては効果があったかなと。
 


















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by Gambaldo850 | 2018-02-14 05:40 | Eldorado | Comments(4)
Commented by TC at 2018-02-14 11:38 x
Mr. gamba

こんばんは。

今回はブリーザーですか。
ディファレンシャルギアもそうですが、エアの逃げのパイプがあるんですよね。デフギアのオイル交換の際に量を多く入れられて、走行中に圧がかかり、パイプの先からダラダラオイルが垂れだしてことがありました。

リザボアと書くMr. gamba素敵です(笑
それも奥に隠れてて見えない、こだわりですよね。
Commented by Gambaldo850 at 2018-02-14 15:03 x
>TCさん なぜか寒い季節に吹き出しますね。
もちろん量が大切なのですが、当時の考えでしょうか垂れ流しで。

reservoir はリザヴォアのほうがよかったかな?
日本じゃぁリザーバーって言うけどちょっと違和感でした。
実際現地の人はなんていうのか知りませんが。
Commented by TC at 2018-02-15 11:25 x
Mr. gamba

こんばんは。

Reservoirですね。
溜めるという意味になると思います。
貯水池なんかもReservoirです。
カタカナで書くのが厄介な英単語はたくさんありますが、これもその一つになると思います。
書くとすれば、Mr. gambaのいう通り、発音を追求して「リザヴォア」ですね。
現地ではそのまま発音してますが、「リ」よりも「レ」に近い音から発音し始め、最後の「ア」は殆ど発音しません。
Commented by Gambaldo850 at 2018-02-15 19:57
>TCさん 参考になりました、ありがとうございます。
 
Reservoir なんて学校じゃ習わないとおもう単語ですよ。

  


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