日曜の朝はGUZZI、再び

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2017年 12月 23日

スロットルヴァルヴ交換したかった、けど。

 キャブレターのスライドヴァルヴを交換してみましたが。

 ふた月ほど前にキャブレターをはじめて分解してごみの掃除をした時にスライドヴァルヴにかなりの擦り傷があることを発見してしまいました。交換するべき状態だと判断できるのですが、交換すべき新品パーツを手配することができませんでした。海外のいろんなサイトを覗いてみたのですが、3種類有るカッターウェーの高さが適合するものは見つけられませんでした。海外ネット上の噂ではもう手に入らないと言うものばかりでした。そうか、残念だなぁ、でもキャブレター本体自体も新品はもう手に入らないとの噂。どうしたものか。

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 ところが持つべきものは心優しきGUZZI仲間です。Del'OrtoVHB29用じゃないけどVHB30用のものなら持っているから合うようだったら使ってみて、とあっさりと譲ってくださいました。私が調べた限りでは29も30も確か同じ部品のはずなのでありがたくお預かりいたしました。 
 7454.60という刻印が見えますね。末尾の60が大切で60はカッターウェーが6mmということなのです。20/40はまだ手に入るようですし、ユーロキャブというところでは50というのも出ているのです。
カッターウェーの高さがどの程度キャブレターの性格、性能に関わるのか良く知りませんし、BHVにおける変化はもっと解りません。高さによる基本的な変化は調べましたが、知識はそこ止まりです。

 
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 これが現状の私のキャブレターの状態です。上の写真の新品と較べてしまうと悲しいほどの状態ですよね。これ位削れてしまうと基本的なノーマルセッティングというものが出なくなってしまうのではないのでしょうか?詳しいことは分かりませんが、気になることではありますよね。またスライドヴァルヴだけでなく対応するキャブボディー本体の削れも気になるところですよね。確認すべきことなのですが、この時点では仔細に見ていませんでした。

 
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 外して新旧を較べてみましょう。アルミの表面にはコーティングが掛かっているようですが、きれいに削り取られてしまっていますね。アイドリング時に叩かれるのでしょうか、丸くエンジン側の口径がそのまま痕跡として残っていますね。
 本体はアルミ製でアルマイト(?)の表面加工がしてあります。そんなに強そうな表面加工には見えません。

 
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 それぞれ、左が新品で右が使用中のものです。スライドヴァルヴの底の部分に別パーツがネジ留めされていますが、カッターウェーの高さは揃っているようです。上部のキャスティングの厚みの違いなどもありますが、同じものだと思えますよね。横もキャブレター本体と擦れてコーティングが無くなってしまっているのが判ります。

 
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 新しいヴァルヴをキャブレター本体に入れてワイヤを引っ掛けてテンションが掛からない状態で上げ下げしてみますと途中で軽く引っかかって動きがスムースで無い所がある。上げ下げ両方ともに微妙にスムースさが無いのが気になりました。外してもう一度角の部分を良く見るとバリが出ていたり面がスムースじゃないところが有るので紙やすりで軽く当てて面をきれいにして見ました。
 これで大丈夫かな?とスプリングを組んで全て元通りにしてキャブレターを左右共に組み上げました。早速エンジンを始動しましたら・・・エンジンが掛かった瞬間に3000回転くらいに跳ね上がって爆音でびっくり!ヴァルヴが完全に落ちていない!すぐにエンジンOFF。
 エンジンをかけないでアクセルをゆっくり~速く動かしてみると上げる時より下がる時に引っかかりが出るようでヴァルヴ本体が落ちきらない時があるようでした。もう少し滑らかに削った方がいいのかな?
 
 
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 外してなんとなく重ねてみたら…幅が違う! 左新品、右現状ですが、矢印で示した横幅がコンマ数mm新品が広いのです。それだけが問題なのかこの時点では判らないのですが、部品番号を信じるのでしたらBHV29も30も同じヴァルヴを使っているので幅の違いはなんなのでしょう?
 ボディー自体に入れることは問題なくできるのでボディー本体側の削れによる問題なのかもしれないし、横幅がほんの僅か広いことが問題なのかも知れないし、ここはキャブボディーを外して冷静に各部の寸法を確認した方がいいようです。新品をボディーに入れてスライド方面ではなく前後方面(エンジン側とエアクリーナー側)にクリアランスを見るとほとんど動かないのに対して現状使っているものはカタカタと音が出るくらいのクリアランスが有る。このクリアランスがボディーとヴァルヴの磨り減りによって出来てしまったものなのか、新品の方のクリアランスが正解なのか、上下の動きがスムースでないのはどこが悪いのか・・・。今回は結論が出ないので古いほうのパーツで組み直して(元に戻して)この日はおしまいにしました。
 なんだかモヤモヤが晴れないままこの日は頭の中でずっとキャブレターの動きを考えていました。側面を削って改造し取り返しが付かなくなる前にもう一度ゆっくりといじってみることにします。


 電気系(点火系)が落ち着いてきたので今度は吸気系(キャブレター)を勉強しつつセッティング遊びを始めたいと思っています。現状はとても気持ちよく走っていますし、燃焼の指標になる燃費もいい線にいっているようですが、もう少し滑らかに力強く回し、燃費ももう少し狙いたいと言う欲張りな希望があります。点火系の強化もしたいし、まだまだやりたいことはたくさんあります。



















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by Gambaldo850 | 2017-12-23 05:32 | Eldorado | Comments(12)
Commented by otokichi2005 at 2017-12-23 10:36
古いオートバイはパーツが欠品して苦労しますね。
ところで、ちょっと心配なことがあるのでコメントさせていただきました。
私の弟はケーヒンにおり、今は管理部門ですが若い頃は現場技術者をしていました。
その頃キャブの張り付きについて聞いた事があるのでお伝えします。
キャブメーカーにとってクリアランスと張り付きは性能向上はもちろんのことライダーの命に関わる重要事項で、話しても兄ちゃんの頭じゃ分からないよwと言われた記憶があります。
特にフラットバルブは面接触するので、摺動抵抗が大きく特別なノウハウが詰め込まれているそうです。
あのFCRのバルブにベアリングが使われているのもそんな事だそうです。
ガンバさんがバルブを交換して始動直後に張り付いたのはバリによる引っ掛かりとありましたが、そもそも寸法が僅かでも違うのであれば使用を控えるかノーマルと寸分違わず精密加工してからの使用をお勧めします。
蛇足になりますが、今セローのキャブをOHしています。
負圧サーボキャブで全く違う構造ではありますが可変バルブがフラットな形状になっており、バルブのサイドクリアランスの調整が別パーツでネジ止めされています。
ここで使われているネジはいじり防止トルクスボルト、つまり触るなという事だと思います。
お節介な事と思われるでしょうが、大昔友人から借りて試乗中のオートバイ(スズキT500)が走行中にキャブ張り付きを起こし、心臓が口から飛び出るほどパニクった記憶があるのでお伝えしたかった次第です。
Commented by パタパタ at 2017-12-23 11:43 x
う~んなんともねー。
ただ、削っちゃうと元には戻らないので、お気をつけて!
Commented by TC at 2017-12-23 12:44 x
Mr. gamba

こんばんは。

随分と厄介な話になってきた様ですね。
皆さまが仰る様にキャブレターの不調によって大事故につながる可能性も高いですよね。
エンジンがかからないのも困りますが、張り付いてアクセル全開のままになるのは恐ろしい話です。

Mr. gambaのことですし、少しずつ解明して、改良していくとは思いますが、また続きを楽しみ読ませてもらいます。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-23 16:49
>どかぽるさん ご指摘のアドヴァイス心します。
私も一番気に成ったのが張り付きでして、ただでさえ柔らかいスプリングを入れているのでこれ以上問題を起こしたくないです。
横幅がすべての原因だといいのですが、ボディーの減りが原因ですと、長い目で見るとキャブレターの交換も視野に入れないといけませんね。
インテイクマニホールドが独特の形をしていまして、一筋縄でいかないので頭が痛いです。

いずれにしろスライドヴァルヴは現状で乗ります。
加工に関しては手立てがありません。
もう少し時間をかけて善後策も考えます。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-23 16:52
>パタパタさん まぁ色々とあるよね。
丸ボディーの何かに交換したい気もしますよ。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-23 17:02
>TCさん こんばんは。
厄介なのは仕方ないのですが、パーツも本体も代わりがないのが困るんです。
現状では気持ち良く走れているので良いのですが。

今日も少しセットアップを変えてみました、明日の朝の走りが楽しみです。
Commented at 2017-12-23 21:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by msfive at 2017-12-24 02:49 x
古いバイクのキャブには泣かされますね。精密機械であり、消耗品、その上高価ですので気軽に交換出来ませんよね。
スライドバルブが、大分削れているので、本体の状態が気になります。軽くポリッシュした位で済むと良いのですが。
新品のスライドバルブを使う場合は、スプリングは元に戻した方が良いでしょうね。張り付きが怖いです。
現状で、調子が良いようなので、ゆっくり考える時間がありますね。
他のデロルトキャブは、着くのでしょうか。PHMとか? 交換は、最終手段でしょうが。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-24 11:26
>どかぽるさん コメントの件、全く気にしておりません。
経験を基にした貴重なアドヴァイスありがたいです。
いろんな方のお話を聞けるのが嬉しいです。
私も試行錯誤の連続ですので、アドヴァイスを頂けるのは嬉しいのです。

また内緒コメントにしなくても大丈夫ですよ。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-24 11:32
>msfiveさん 古いキャブ(走行の多い)は困りますね。
今回もヴァルヴの傷が多いので焦りました。
幸い新品が入ったのでうれし~!と交換したらこの顛末です。
今朝も再セッティングでかなり好調に気持ち良く走れているので現状維持かなと思っています。

小さめのデロルトの丸ピストンはまだ手に入るようですが、インテイクマニホールドの加工、交換が必要になるようです。
ノーマルのエアクリーナーを使いたいんですよねぇ。
Commented by postpapa at 2017-12-25 11:24 x
キャブ、スライドバルブならではの悩みですね。
高価でも新品があると言うことが有難く感じます。
新品が入手不可能となるとベストではなくベターを探すって事になるんでしょうね。
限りなくベストに近いところを目指す・・でしょうか。
取り敢えず現在が調子いいのが幸いですね。
じっくり進みましょ。
Commented by Gambaldo850 at 2017-12-25 17:55
>postpapaさん 初めて見たときぎょっとしたんです。
スライドヴァルヴの交換で行けると思っていたのにこの顛末でした。
現状で気持ち良く走れているので維持に専念ですね。
でも少ししたらチャレンジしたいです。


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