日曜の朝はGUZZI、再び

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2017年 11月 09日

キャブレターの掃除と

キャブレターの掃除と少し改造しました。

 10月のはじめに私がGUZZIに復活した事をお祝いして仲間がツーリングを企画してくれました。いつもちびっ子バイクで走り回っている秩父の手前の辺りを中心に走り回り、群馬の県境でお昼のから揚げをたくさん食べようという緩いツーリングでした。待ち合わせの埼玉県央のスターバックスまでは高速で行くとあまり時間がかからないので、早めに出て約70kmくらいの距離を下道でのんびり行くことにしました。ちびっ子では信号のタイミングが悪くて結構時間がかかるのですが、さすがにそこまで時間も掛からず結構良いペースで走ることができました。ツーリング自体も飛ばす訳でもなくドベドベとエルドラドの排気音を聞きながらの楽しい物でした。途中道の駅で休憩後に走り始めある交差点を右折しようとしたらガス欠のような症状でレスポンスが無くなり、パーンッ!とアフターファイヤーをしてエンジンが停止しました。かなり焦りました、止まり方が電気のような感じだったので、初回ツーリングから電気トラブルでここからレスキューなのか?と思っただけで、目の前が真っ暗になりました。少し冷静になってインジケーターが光っているのを確認したので、電気は生きていると判断し、メインキーを捻ると2度目で爆発がありエンジンは息を吹き返した、アクセルを煽ってもちゃんとついてくるので、とりあえず走りましょう。
 幹線道路に出てアクセルを開けると少しガス欠症状が出ることが分かった。この時点で電気系ではなく燃料系と走りながら判断しました。昼ごはんを食べる場所まで40kmほどでしょうか、その間普通に走りながらもガスの来ていない症状は時々起きるけど、エンストする状態じゃないので、タンクキャップの空気穴か?と疑いつつも何とか到着できた。今日初めてタンクバッグを付けたからそのせいで穴が塞がれたか?と思う。
 昼食後解散になって、高速で帰ることにした、高速ならばアクセルが一定なのでガス欠症状は出づらいと判断しました。結果は予想通りアクセル一定だとガスはちゃんと流れるらしい、これは空気穴でもないなと判断した。

 
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 翌日朝練をしながらガスが来なくなるシチュエーションを探った所、定速からアクセルを僅かに開けた時にたまにガスが来ない症状が出ることを確認しました。ここで考えたのはゴミが詰まっているんじゃないかということでした。
 帰宅後、早速確認のために触れるところを開けてみましょう。デロルトのキャブはフロートを外すのは大きなナット一つでできるから簡単ですね。フロートチャンバーの中のゴミはどうでしょうか。大きなナットが袋状になっているのでそこにゴミが溜まるはずです。

 
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 チャンバー(フロートボウル)の中のガソリンをカップで受けたのですが、フューエルコックの位置が曖昧でガソリンが流れ続けて焦りました。
 以前コックはON/OFFしかないと書いたのですが、もしかしたらReserveも有るのかも?と思うのですが、コックの形状を思うと3ポジションは有り得ないんだよなぁ。もしかしたらコックの中のゴムが劣化しているのかもしれませんが、この時点では確認のしようが有りませんでした、タンクには満タンに近いガソリンが入っているからです。仕方ないのでフューエルホースをバイスで強く挟んでガソリンを止めました。
 外した袋ナットの中には僅かな細かな粉があっただけ、詰まって悪さをするほどじゃないと思えました。

 
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 次にフューエルホースがキャブに繋がる部分、ひとつ上の写真でも確認できる通称『おたまじゃくし』を外してそこにあるフィルターを確認しましょう。おたまじゃくしを外すとこの通り、写真よりもっと多くのゴミが詰まっていました。おたまじゃくしを外した時に下に流れたのでこの量しか確認できませんでした。それでも結構な量でした。
 エンジン回転数が高い時はホース全体にガソリンが流れ、低い回転ではホースの下部分に少しの緩い流れのガソリンしか行かないようでアクセルを開けた瞬間にガソリンがうまく吸えない時が有ったのでしょうか。ここにこれだけゴミが詰まることを思うとタンク側のコックにはフィルターが無いのか、フィルターが劣化したのか、これもガソリンを抜かないと確認できないので先送りです。
 左右とも同じ位のゴミが詰まっていました。赤いゴミはタンクを塗装した時の塗料のカスの様にも見えました。

 
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 フロートボウルを外したのでジェット関係も確認しました。ショップから申し送りが有ったとおりジェットの類は新品が付いていました。インナーパーツは前のオーナーが交換済みということでした。ジェットの番数もメインジェット#155、スロー(パイロット)ジェット#45を確認できました、MJは何故か10番大きめが付いており、SJはノーマルのジェットでした。MJはノーマルを手配して試すつもりです。
 穴には一通りパーツクリーナーを通しておきました。通すと言えば、タンクキャップの空気穴も確認してパーツクリーナーを通しておきました。

 
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 これは見たくなかった!VHB29は四角いスライドヴァルヴなんですが、左側のエンジン側がこんな状態でした。非常に参りました。厳密に言えばウムも言わずに交換状態です、でもこれってボディー側だって逝っちゃている状態でしょう?つまりキャブレター交換をしろというサインじゃないでしょうか?嫌です、まだこのまま乗りたいのです、VHBは新品で手に入りづらいし、PHB30とかはマニフォールドの改造/交換が必要ですし・・・。とりあえず不都合を体感できるようになるまでこれを使います。すでに気が付いていないだけで、ノーマルよりバランスが悪くなっているのか?という不安は有りますが。
 このスライドヴァルヴは部品設定されているのですが、カッタウェーの高さが60番なのですが40番しか供給されていないとの噂。60番で出てくるのは40番の高さの『間違い60番』との記述を海外のサイトで発見、そこには日本人も同様のことを書いていた。これはまずいでしょう。ちなみにカッタウェーの高さは三種類あって20番40番60番で2mmづつ高さが違う設定だそうです。(このあたりは全て受け売りです)

 
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 先ほどのスライドヴァルヴの反対側です、吸気で張り付く側じゃないのできれいな物です。先ほど言った60番の打刻が僅かに見えます。(7454.60と打ってあります)
 今回ここを開けたのはスプリングの交換をしたかったからです。はじめの所に書きましたが、高速走行をした時にアクセルのリターンスプリングが強くて開け気味のアクセルグリップをキープし続けるのが途中でしんどくなって何度か持ち直したのがきっかけです。普段乗っているときは重めでは有るけれど、そこまでしんどい感じはしなかったのですが、一定開度のキープは結構きつかったですね。
 そこで、大昔使って部品庫(またの名をパンドラの箱?開けたら最後・・・)にしまい込んであったはずの部品を探し出してきました。

 
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 伝家の宝刀、YAMAHA純正RZ350のリターンスプリング。実は以前GUZZI 1000Sに乗っている時(10年以上前の改造)にPHM40のアクセルを軽くしようとして雑誌の記事を鵜呑みにして買った部品でした。取り付けて走ったらピストンが張り付いて死ぬかと思って速攻で外したスプリングがしっかりと備蓄庫に残っておりました。それを覚えているのも俺もまだボケていないんだなと嬉しかった(昔のことはよく覚えている)。
 デロルト純正でも二種類ライトスプリングが出ているのですが、それを試す前に有る物から試しましょう。長さはこれだけ違うけど(左ノーマル、右RZ) 、スプリングレートは指で押し込んで見る感じでは半分以下。ちなみに部品番号は10年以上前のものなので参考程度に。
 

 
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 今回ここもばらしたのはゴミの確認もありのですが、ニードルのクリップの位置の確認をしたかったからです。ノーマルのニードルは『SV5』ですのでまずそれを確認、ちゃんとV5の刻印を確認、OK。擦れている様子もないので以前に交換歴ありか?
 マニュアルではピンクリップの位置が三段ある真ん中と成っているのですが、なぜか濃い目の一番下に成っているのでノーマルに戻す。とにかくいろんな所はノーマルの位置からはじめます、何故濃い目に振ってあったかは乗りながら考えましょう、理由があるはずですから。

 さて、全て組み上げてアクセルを捻ると・・・なんじゃこりゃぁ!原付ですか?というほどの軽さ、エンジンをかけて煽ってみても軽く捻れて拍子抜けするくらい。あとは乗ってみて高回転からアクセル全閉でのピストンの張り付きを確認するだけ。PHM40の付いた1000ccに較べれば吸引力は強力じゃないはず、と願いたい。
 その後、雨続きの10月で乗れない日々が続きましたが、何度かまとめて乗ることができました。定速走行時のアクセルの微調整が非常にやりやすく大正解でした。高速走行も手首に負担は来なくて大正解でした・・・が、やはり時々極軽い張り付き症状や最後の最後でエンジン回転数の落ち方が遅い時がありますが(傷の有るスライドヴァルヴでは張り付きも多いそうです)、意識していれば焦る事もないのでしばらくはこのまま乗り続けるつもりです。
 また、ガス欠症状は解決というわけには行きませんでした、その解消については何度かに分けて書いていくつもりです。

(*スライドヴァルヴですが、GUZZI乗りの友人が備蓄があると分けてくれる事になりました、持つべきは心優しい友人ですね。)



















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by Gambaldo850 | 2017-11-09 05:26 | Eldorado | Comments(14)
Commented by TC at 2017-11-09 11:59 x
Mr. gamba

こんばんは。
こちらは日曜に冬時間に変更になりました。
夕方5時から暗くなり始めて、6時には真っ暗です。
みんなこれに慣れるまで事故が多いのが困ります。

いよいよキャブ調整ですね。
自分のワーゲンもキャブ調整が必要と思われるような挙動をしてくれるようになりました。
あえて混合を濃い目で乗っていたのですが、エンジンが温まった直後に停止させ、再始動しようとすると、ガスがシリンダー内に溜まっているのか、クランキングを相当してもエンジンがかからないのです。
これはキャブをちょっと絞れは簡単に解決出来る筈です。

来年は新しいエンジンとトランスミッションを組もうと企んでいるのですが、その際には以前と同じく、最低でも1776ccか1914cc。それにウェーバーかデロルトのダウンドラフトの2連装。トランスミッションはR&Pを4.12から3.88に変えて、
3速と4速ギヤを溶接など、インターナルパーツを硬い材質のものに変えたりして、ちょっとHDに仕上げたいと思ってます。と考えているだけでも楽しいですよね w

キャブ掃除でそこそこの量のゴミが出てきたとのこと、それからMJが大きめだった等、ノーマルに戻してからの試走の結果が興味あるところですね。
Commented by ビポストべベル at 2017-11-09 13:50 x
こんにちは。楽しく拝見しています。
リターンスプリングを軽くするのは、乗り易くなってイイですね!
ストッパー部の保護にもなるとか、前にべベルに詳しい方が教えてくれました。
デロルトのフロートボウルですが、純正の紙?みたいなドレンガスケットではしだいに
にじみが出るので、私は同径のアルミ製を見つけて使っています。
紙?でもうまくやる方法はあるのでしょうか?
Commented by postpapa at 2017-11-09 14:26 x
アクセルが軽くなるのは良いですね。
一定速で走る時の保持力も馬鹿になりませんから。
昔CB550に乗っていた時、アクセルが重くて(開度もかなりあった)腕が痛くなったので、アクセルのリターンスプリングを外して無謀にも引っ張って伸ばした事がありました。
軽くなってそれは良かったのですが、伸ばし過ぎて戻す最後で強制的に戻さないと回転が落ちなくなりました(当然です)
踏切で止まれなくて突っ切ってしまい、これは危険だと適当なスプリングを付けたら満足出来る軽さになりました。
43年前の話でした。
タンクの掃除とキャブの掃除。
ノーマルセッティング後の走りが楽しみですね。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-09 16:09
>TCさん 東京は5時前から暗くなり始めなんだかさみしいですね。

キャブレターの調整ですが、これからの楽しみです。
まだブログのほうには書いていないのですが、タンクの洗浄と電気系の更新でずいぶん快調になっています。
これから寒くなるとキャブレターのいじくりも楽しめそうです。
徐々にいい方向に進んでいけているようです。

新しいエンジン&ミッション、楽しみですね。
そういう遊びができるのがビートルのいいところなのでしょうね。
日本は車検制度がうるさいのでエンジンの排気アップは面倒みたいです。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-09 16:14
>ビポストベベルさん リターンスプリングに関しては、今回は大成功でした。
張り付きを感じることもほとんどなく、軽いアクセルを楽しんでいます。
フロートボウルのドレンガスケットですが、確認していませんでした。
今のところにじみなど無い様なので、再使用しています。
今度外した時にサイズの確認をしてみます。
14㎜だったら手持ちのアルミのワッシャーを使えるはずですので。

べベル乗りの方たちのほうがデロルトに関しては知識の蓄積が多いのではないでしょうか。
そういうところでもGUZZIは少数派ですね。
べベル仲間も多いので聞いてみます。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-09 16:18
>postpapaさん 私も以前乗っていたCB750K2が重くて参りました。
連結キャブはどうしても仕方ないのでしょうか。
いろいろと潤滑してもほとんど変化なしでした。
リターンスプリングを外すのはなかなかの『蛮勇』ですね(笑)。

タンク掃除と電気系の更新でやっと落ち着き、これからじっくりキャブをいじくりながら勉強します。
もっと上手に燃やせて、燃費も狙えるはずです。
Commented by otokichi2005 at 2017-11-09 21:00
ガンバさんは1000SでPHMもいじっているんですね。
いつか会う機会があったら調整方法教えて下さい。
私も自分で同調を取ってみたいとおもうのですが、なんだか訳の分からないネジがいくつかあってサッパリ分かりません。
二人前のオーナーさんは有名なグッチショップでメンテナンスしていたようで、その時に付けたマーキングのまま触っていません。
ただ、年月と距離で微妙に同調が取れていません。
ガンバさんがグッチマイスターになってくれると助かります。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-09 21:26
>どかぽるさん PHMは当時インターネットも満足になく、英語のマニュアルで見よう見まねでいじりました。今ほど理解がなかったので狙いを実現できたかどうか判りませんでした。
ただ、ここを回すとこうなるんだと遊んでいるだけでした。
キャブに関してはTXで鍛えられましたよ(笑)。

私も当時FUKUDAのメカが合わせてくれた所に印を付けていましたが、やはり微妙にずれていくんですね。
元の印に戻しても感触が戻らないことがありました。
本来の本来をいえば、シリンダースタッドを締めて、バルブクリアランスを取って、それからキャブ調整なんですよね。でも面倒だからスロー系を合わせるだけです。
Commented by otokichi2005 at 2017-11-09 21:43
あー、BMWでやっていたシリンダーの増し締めってグッチでも必要なんですね。
私もスローさえ合っていればOKです。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-10 05:55
>どかぽるさん PHM40は加速ポンプが有るので、その経路の確認も大切だと思います。
結構加速ポンプが利いていない物があります。
小さな玉がスプリングで押さえられていますので無くさないように!(笑)
Commented by TC at 2017-11-10 11:37 x
Mr. gamba

こんばんは。現在6時半、外は真っ暗です。
冬時間の威力最大限発揮しているようです。

キャブいじりは楽しいですよね。
夏にキャブがかぶったりすると厄介な思いをすることが多いですが、涼しくなってから調整して走り込むのは楽しいと思います。

こちらでは車検制度がありませんが、76年以降の車両には2年に一度、スモッグチェックと呼ばれる排ガスの検査が義務付けられています。
乱暴に言ってしまえば、76年以前の車両にはどんなエンジンを載せても良いということになるのです。
ただ76年以降の車両であっても、改造申請を出して、排ガスの基準をクリアしていれば、認可が取れことにもなります。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-10 19:06
>TCさん ガス検が在るんですね、カリフォルニアはそのあたりが厳しそうです。

ケーブルでアメリカの自動車改造(レストア)番組を見ているとみんなエンジンをスワップしちゃうんですよ。それも現代の凄いやつなんかに、でもあれはカリフォルニアじゃないんでしょうね。ラスベガスとかだったかな?
FORDのTトラックとか乗ってみたいですね!
Commented by TC at 2017-11-11 13:04 x
Mr. gamba

こんばんは。金曜午後8時になりました。

カリフォルニア以外にもガス検が義務付けされている州があるかもしれませんが、仰る通りカリフォルニア州は国内で一番厳しい条例が出されています。

ここでも当たり前にエンジンのスワップは行われていますよ。
改造申請を出せば、大抵の場合は許可が下りますから。
古いクルマに最新のV8を換装している人達はここ地元でもたくさんいます。

FORDのTは定番、いつの時代でも大人気です。

自分はどうもトラックが好きらしく、またEl Caminoを買おうかな?となど考えたりしてます。
Commented by Gambaldo850 at 2017-11-11 17:05
>TCさん El Camno良いですねぇ。
あんな車にバイクを載せていけたら最高ですね。

サーキット通いをしていた頃はピックアップトラックが欲しくて仕方なかったですよ。
実用性を考えればハイエースとかが一番なんですが、格好だけで。


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