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日曜の朝はGUZZI、再び

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2021年 05月 10日

分解編その2

分解編その2

 重い腰を上げて分解をはじめました。重い腰は夕方には腰痛に成りましたが。
冗談はさておき、トランスミッションケースを取り外しクラッチ本体が見えてきた所まででした。想像していたより全くオイリィな所が無くて拍子抜けしたのですが、それはそれでほかの部分のオイル漏れを疑わなくてはいけないのですこ~し怖い。

 
分解編その2_c0377022_11455830.jpg
 8本のボルトを取り外してスターターのリングギアプレートを取り外します。クラッチフリクションプレート二枚とクラッチプレートが外れます。驚くほどの錆です。特にフリクションプレートの上側に積もったミルフィーユ状の錆は理解を超えていました。想像では油まみれで練り込まれたスラッヂがべっとりと出てくるはずだったのです。
 いよいよオイル漏れの場所が不思議に思えてきましたが、ミッション側のオイル漏れならばこちら側が酷くなりそうですし、クランク側なら裏(写真では奥)になるのでこんなものなのかも知れません。
 中央上方に見ている三本歯の金具はリングプレートの回り留めの特殊工具です。

 
分解編その2_c0377022_11455865.jpg
 ミルフィーユ状の錆のほかにこれまた驚くほどの量の錆の粉も出てきます。どうなっているんでしょうね?
金属粉はフリクションプレートに含まれるメタル由来が時間をかけて錆びたものと考えられますね。

 
分解編その2_c0377022_11455811.jpg
 ここから書くことは少し気が重いけど、正直に書きます。でも誰の悪口でもありません。
クラッチハブのスプラインで叩かれたこちら側のスプラインは想像していたよりいい状態でしたが、先を見越して交換しましょう…。とすでに手に入れたクラッチ板を宛がってみるとスプラインの幅が合っていなくて入らないことが判明…。
 ※GUZZIの大きい方のエンジンにはクラッチハブの山が少し低い旧タイプ(ループ位までのやつ)とより強化された山が高い新型があります。旧ハブには旧クラッチ板しか付きませんが、新ハブには新旧どちらもクラッチ板が付くようです。
 3年前にトランスミッション側のオイルシール交換時にクラッチハブが叩かれて状態が良くないので新型の山の高い方のハブを中古品だけど交換しておいたと申し送りを受けました。それを信用して今回新型のハブに合う山の高い新型用のクラッチ板を手配したのですが、取り付けることが出来ませんでした。非常にがっかりして落ち込んだのですが、30分ほど頭を抱えて考えていました。
 …新型ハブに交換したというのは私の聞き違いか?…作業者が勘違いして旧ハブを組み込んだ?…新型と旧型を混同して確認を怠り新型と思い込んでいた?…
 いずれにしても現時点で、3年も前の作業の確認やクレームを言っても何も変わらない。やるべきは速攻で旧型のクラッチ板を国内で手配するか?(連休初日でそれが出来るのか?)、作業を止めると車庫の予定も立たなくなる。幸い今付いているクラッチ板は二枚のうち写真の方が悪い状態でもう一枚はもっと状態がいい、当たりのきつい方と前後を入れ替えるとまだ十分使える。そもそも俺が乗る以前にどんな乗り方をしているのか解んないけど、おれはこれを4万km乗ったのだからもう4万kmは乗れるはずだ。(自慢になるけど、もう40年バイクに乗っているけど、一度もクラッチ交換をしたことが無いくらい運転は優しいはずなんだ)
 よし、かなりの消極的選択だけど、現状を完全にクリーニングして再使用する!と結論するまで約一時間。

 
分解編その2_c0377022_11455986.jpg
 さぁ、悩んで手が止まったら何も進まない、決めた以上はどんどん進むしかないのよ。
一番の問題点のオイル漏れを直すんだ!これを見てどこからオイルが漏っているが判りますか?予想ではまん中のクランクシャフトのエンドのオイルシールのはずだったし、そここそがこのエンジンの定番のオイル漏れ場所です。漏れてないんだよ!
 老眼のせいじゃない、近視の眼鏡を外して顔がくっ付く位覗き込んでもオイルは漏っていない。しかもより高級と言われるヴァイトン製のオイルシールが組み込まれている。いったいいつの時点で交換されたものか?アメリカでか?国内でか?
どっちでもいいけど、このようないい状態のシールを抜いて新たに同じくヴァイトンのシールを打ち込むメリットはない、俺が作業を失敗した時の方がリスクは大きい(笑)。この時点でシール交換はやめた!クラッチも替えられず、シールも替えない…今回の目玉の作業は何だったんだ?と思うけど、これは分解したからの結果論である、問題なし。

 
分解編その2_c0377022_11455949.jpg
 問題のオイル漏れのか所を探しましょう。オイルシールが嵌まり込んでいる大きな円形のクランク・フランジという部品の合わせ面からオイルが多くにじんでいることを発見、目視と指でなぞってみるとここに間違いなさそうだ。そのほかブリーザーの出入り口とカムシャフトホールの加工孔跡も確認するもオイルっぽい感触はない。フランジで問題無いと思われた。
 取り付けの8mmボルト8本をロックワッシャー起こして規定トルクで締めてみた…。なんとすべてのボルトが緩い?ガスケットがやせた分緩くなった?もともとの締め付け軸力が甘かった?何にしろ規定より甘かったので、増し締めで直るといいけど。予備のガスケットは用意していない!
 ※ この先何1000km走行後に再びオイル漏れが出てきたら今度こそクラッチ板と込みで交換してやる!
あのね、正直言うと、オイル漏れを感知してからもう3万km以上走った私ですから再び漏れてきたとしても、そりゃぁ落ち込むけど、そのまま走ってしまうことに躊躇はないのですよ。

 エンジン側はひと段落したので今度はトランスミッションケース側です。

 
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 前回、自作したブリーザーを外したと書きましたが、ちょうどケースの反対側に純正のブリーザーの通り穴が有るんですよ。奥の丸いシリコンシールの張り付けられたボルトです、子の真ん中に小さな穴が開いていてボルトが抑えたスプリングの内圧以上かかるとスプリング縮めて圧を逃がすのですが、その小さな穴がらギアオイルも一緒に出てきちゃうのです、しかも場所が悪くてスターターモーターの奥に位置するために掃除は出来ない、目視しずらいのです。
 そこで、先端のチューブを付けられるこの部品に交換してチューブでブリーザーを下に導く作戦です。

 
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 取り付けるとこんな感じになります。ちょっと出っ張り過ぎが気になります、モーターを付けても当たらないかしら?

 
分解編その2_c0377022_11460060.jpg
 前回も書きましたが、ニュートラルスイッチのオイル漏れの原因の一つのガスケットを交換しておきます。ガスケットよりスイッチ本体の反り返りの方が問題なんですけどねぇ。

 
分解編その2_c0377022_11460000.jpg


 車で言うところのベルハウジングの内部を徹底的に洗浄しました。クランクケースの外側、トランスミッションケースの外側それぞれの裏側など徹底的に油汚れを流し去ります。パーツクリーナーのロング缶を2本使い切りました、かなり綺麗になりました、あまりきれいになるのは本望じゃないので、適度な所でおしまい。


 分解編はここまででお終いです。次回よりもっと長い時間の掛かった組み立て編をお送りします。書く時間がうまく作れるといいけど。




















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# by Gambaldo850 | 2021-05-10 01:25 | Eldorado | Comments(10)