2024年 03月 18日
フロントフォークオイルの交換です。 何度か書いたのですが、アラヴェルデのフロントサスペンションの動きが良く無くて、ライディングの楽しさを少しスポイルしていたのです。いまいち動きが良くない、もう少し動いてくれないとメリハリの有るライディングが出来ない。 動きの悪い原因を探るために前周りの確認はしました、フォークが捻じれていないか、ちゃんと二本の平行は出ているか、アクスルの締めすぎで下すぼまりの状態になっていないか、フェンダーの締め付けが動きを阻害していないか。全て確認しましたが、原因はそこには無かったようです。そうなると次はフォークオイルの粘度を変えてみるのが順番かな?と思いました。 量的にはどのくらい入っていたんでしょうね、それも今となっては量ることは出来ません。 CL90に使った時は、元のオイルが酷かったとはいえ動きが軽やかになったのを確認しています。もちろん粘度によって違いがあるでしょうが、今回アラヴェルデに使いたいのは一番柔らかなやつです。と言うのも今が動かないのでもしオイルに原因の一端が有るのでしたら一番柔らかなオイルを使って動きがどうなるのか、ダンピングの差はどの程度出るのか確認して粘度を探る役割もあるんですよ。 Kawasakiの粘度の表示は2Fですが、これがほかのメーカーの何番なのか判りませんが、とにかく一番柔らかなやつ。 フォークにオイルを入れるのはオイル注しに130㏄を量って入れてニュ~って押し込んでおしまい。片側ずつ作業します。2本同時に抜くとスプリングが飛び出して前が完全に落っこちてしまって一人じゃ引き上げられなくなるからです。もちろん片方づつスプリングを抜いて綺麗に拭き上げておきます。片側だけ密封した状態でフォークを動かすとかなり軽快に動くのでフォークの組み立てのせいで動かないというのは排除できそう。 フォークトップに口を付けて息をフーって強めに入れるとオイルがブブブッて早く抜けるんだよ(笑)。 左右ともに交換作業を終えてからスタンドを外してブレーキレヴァーを握ってフォークを伸び縮みさせて見ると明らかに今までと動きが違っているのが確認できた。目に見えてフォークが動いているのが判る。オイルの粘度が下がったせいなのか、オイルの総量が減ったせいなのかは分からないけど、今までより動くことは判った。一安心、明日の朝さっそく乗ってみてどんな風になったのか早く確認したい。 さぁ、翌朝の試乗です。スタンドを外してガレージを出る瞬間で既に今までよりツッパリ感が無いのが判る。エンジンをかけて跨ってからブレーキをかけて前が沈むのを確認して出発、暖機が済んだら道の少し荒れた部分をわざと走ってどんなもんだか確認してみた。今までよりはだいぶいいけれども、凄く動いているとか乗り心地が上がったという感じはしない。細かな小さな動きは苦手みたいだな、ブレーキをかけると今までよりはかなり反応して前が下がるのが判る。大きな動きは良くなったみたいだなぁ。 昨日フォークを動かして確認した時に動き過ぎてダンピングが効かなくなってしまったのではないかとちょっと心配したけど、それは杞憂だった。希望より動かないけど、今までは良くなった、コーナーの手前でのブレーキ~解除~アクセル開けて加速の一連の作業が今までより反応良く出来るようにはなった。今までは前が沈まないのでいつまでも突っ張った感じが残っていてきっかけが掴みづらくコーナー中も前が高い感じが消えなかった。けどそれらは完全に消えたわけじゃないけど良くはなった。これからもう少し観察してどうしようか決めたいと思う。最終的にはスプリングのレートの問題に成るかもしれないけど、そう思えるまで何度かいじくってみたいと思う。 . #
by Gambaldo850
| 2024-03-18 00:18
| AlaVerde (AerMacchi)
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