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日曜の朝はGUZZI、再び

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2024年 03月 18日

Fr.フォークオイル交換

フロントフォークオイルの交換です。

 何度か書いたのですが、アラヴェルデのフロントサスペンションの動きが良く無くて、ライディングの楽しさを少しスポイルしていたのです。いまいち動きが良くない、もう少し動いてくれないとメリハリの有るライディングが出来ない。
 動きの悪い原因を探るために前周りの確認はしました、フォークが捻じれていないか、ちゃんと二本の平行は出ているか、アクスルの締めすぎで下すぼまりの状態になっていないか、フェンダーの締め付けが動きを阻害していないか。全て確認しましたが、原因はそこには無かったようです。そうなると次はフォークオイルの粘度を変えてみるのが順番かな?と思いました。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552871.jpg
 2年程前にこのバイクが組み上がった時にフロントフォークも分解整備されているのは確認しています、また自分で確認のためにフォークをいじった時にオイルが新しいのを確認しています。粘度については全く分からないので自分で確認のためにも交換してみましょう。左右のフォークの一番下にオイルのドレンボルトが有ります、フォークトップの大きなボルトを抜いてからここを緩めるとオイルが出て来るはずです。早速やりましょう。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552804.jpg
 オイルがちゃんと流れるように事前に養生をしてからトップキャップを外し、ドレンボルトを抜きます。寒い冬とは言えかなり硬めのオイルがゆっくりと落ちてきました。まだ走行距離が短かったのでオイルの青い色がしっかり残っていました。これは何番くらいのオイルなんでしょうね、見た目触っただけじゃ解んないよね。
 量的にはどのくらい入っていたんでしょうね、それも今となっては量ることは出来ません。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552821.jpg
 交換するオイルはCL90などにも使っているKawasakiの純正オイルです。選択理由は柔らかめのオイルということと容量が少ないので使い切りの使い勝手がいいのです。
 CL90に使った時は、元のオイルが酷かったとはいえ動きが軽やかになったのを確認しています。もちろん粘度によって違いがあるでしょうが、今回アラヴェルデに使いたいのは一番柔らかなやつです。と言うのも今が動かないのでもしオイルに原因の一端が有るのでしたら一番柔らかなオイルを使って動きがどうなるのか、ダンピングの差はどの程度出るのか確認して粘度を探る役割もあるんですよ。
 Kawasakiの粘度の表示は2Fですが、これがほかのメーカーの何番なのか判りませんが、とにかく一番柔らかなやつ。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552933.jpg
 オイル量は色んなマニュアルを散々探してやっと見つけたのが130㏄~140㏄と言う事でした。分解してドライで組む時は140㏄を、普通の交換時には完全に抜け切らないのを見越して130㏄と言う事でした。はじめ標準より少なめに入れようかと考えていたのですが、今回は130㏄にしました、ちゃんとマニュアルに従って確認することにします。
 フォークにオイルを入れるのはオイル注しに130㏄を量って入れてニュ~って押し込んでおしまい。片側ずつ作業します。2本同時に抜くとスプリングが飛び出して前が完全に落っこちてしまって一人じゃ引き上げられなくなるからです。もちろん片方づつスプリングを抜いて綺麗に拭き上げておきます。片側だけ密封した状態でフォークを動かすとかなり軽快に動くのでフォークの組み立てのせいで動かないというのは排除できそう。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552962.jpg
 片方完成したので、もう一方を抜いていき同じ作業をします。それが不思議なんですが、こちら側の方がオイルの抜けが良かった。粘度の違いの感じじゃなくて中の通路の抵抗の違いみたいな感じでオイルの抜けるスピードが違っていた、なんだろうねぇ。
 フォークトップに口を付けて息をフーって強めに入れるとオイルがブブブッて早く抜けるんだよ(笑)。

 左右ともに交換作業を終えてからスタンドを外してブレーキレヴァーを握ってフォークを伸び縮みさせて見ると明らかに今までと動きが違っているのが確認できた。目に見えてフォークが動いているのが判る。オイルの粘度が下がったせいなのか、オイルの総量が減ったせいなのかは分からないけど、今までより動くことは判った。一安心、明日の朝さっそく乗ってみてどんな風になったのか早く確認したい。

 
Fr.フォークオイル交換_c0377022_11552929.jpg
 フォーク動かしたいついでに、インナーチューブの煽動面にシリコングリスを塗り込んでおいた。フォークブーツが無ければしょっちゅうシリコンスプレーをかけるんだけど、ブーツが有るので面倒なのでシリコングリスを塗って少しでも抵抗が無くなる様にしてみたい。気休めかもしれないけど、出来ることは何でもしておきたいから。

 さぁ、翌朝の試乗です。スタンドを外してガレージを出る瞬間で既に今までよりツッパリ感が無いのが判る。エンジンをかけて跨ってからブレーキをかけて前が沈むのを確認して出発、暖機が済んだら道の少し荒れた部分をわざと走ってどんなもんだか確認してみた。今までよりはだいぶいいけれども、凄く動いているとか乗り心地が上がったという感じはしない。細かな小さな動きは苦手みたいだな、ブレーキをかけると今までよりはかなり反応して前が下がるのが判る。大きな動きは良くなったみたいだなぁ。
 昨日フォークを動かして確認した時に動き過ぎてダンピングが効かなくなってしまったのではないかとちょっと心配したけど、それは杞憂だった。希望より動かないけど、今までは良くなった、コーナーの手前でのブレーキ~解除~アクセル開けて加速の一連の作業が今までより反応良く出来るようにはなった。今までは前が沈まないのでいつまでも突っ張った感じが残っていてきっかけが掴みづらくコーナー中も前が高い感じが消えなかった。けどそれらは完全に消えたわけじゃないけど良くはなった。これからもう少し観察してどうしようか決めたいと思う。最終的にはスプリングのレートの問題に成るかもしれないけど、そう思えるまで何度かいじくってみたいと思う。 




















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# by Gambaldo850 | 2024-03-18 00:18 | AlaVerde (AerMacchi) | Comments(2)